昨季は新型コロナウイルス感染拡大のために中止となった全日本クラブ選手権。今年は２年ぶりに開催となり、男子は167チーム、女子は51チームがエントリーした。1年空いての開催に、全国から集まった「ソフトテニスが大好き」なプレーヤーは躍動！　熱き戦いが繰り広げられた。

　男子の決勝に進出したのは、準決勝で３年前の覇者・東大阪市協会（大阪）とのファイナル２試合を制した睦クラブA（東京）と、初出場で決勝までコマを進めたレペゼン長崎Ａだった。

　３面同時展開で行われた決勝。３面ともに激しいラリーの応酬となる中、第1試合を河野斗夢／宮城利紀がG④―１で、第2試合を睦クラブＡの小林祐也／川口真穂がファイナルを制して、初優勝を決めた。

　女子は優勝候補の最右翼のどんぐり北広島（広島）が、世界選手権ダブルス金メダルなど数々のタイトルを獲得した高橋乃綾／半谷美咲のペアを崩し、高橋（乃）が岩倉彩佳と、半谷が高橋偲と組むなどして臨んだ。

　決勝では、準決勝で２年前の優勝チーム・杉並文化クラブ（東京）を３番勝負の末に破ったＰａｌａｉｓｔｒａ（群馬）と対戦し、第1試合を高橋（乃）／岩倉がＧ④―１で、第2試合を高橋（偲）／半谷がＧ④―０で快勝。力強い戦いぶりでトーナメントを制した。

女子優勝のどんぐり北広島