TOPICS
大会
2023.08.23

【全中2023】最終日の団体戦は大阪勢がアベックV。男子は上宮学園が8大会ぶり5回目、女子は昇陽が2大会連続4回目の優勝。

第54回全国中学校大会◎8月21~23日/今治市営スポーツパーク テニスコート

関連キーワード:
決勝で勝利を決めた上宮学園の清水(右)/赤川

 8月21日に愛媛県の今治市営スポーツパークで開幕した「第54回全国中学校大会(全中)」は、競技3日目の23日に男女団体戦決勝が行われ、ともに大阪の上宮学園と昇陽が優勝を果たした。

 この日は朝から雨が降り続く厳しいコンディションとなる中、男子の上宮学園は準々決勝で関東王者の第1シード、清明学園(東京)を三番勝負で破って勢いに乗った。続く西郷第一(福島)との準決勝を②-0で快勝すると、決勝では昨年度の王者、上青木(埼玉)と対戦。個人戦準優勝の福田喜大/中村悠人が木原祐翔/金内綾汰にG④-1で先勝し、清水勇斗/赤川奏太も舘田陸斗/奥田向陽をG④-2で振りきって、歓喜の瞬間を迎えた。終わってみれば1回戦からの5試合で落としたのは清明学園戦の1本だけで、濱中純誠/福井竣也まで含めチームとしての総合力の高さを感じる優勝だった。

優勝直後の昇陽ベンチ。重圧をはねのけての優勝に、歓喜と安堵が広がった

 一方女子の昇陽は上青木(埼玉)との初戦(2回戦)が三番勝負にもつれ込むなど序盤は硬さも見られたが、試合を重ねるにつれて調子を上げていった。準決勝では実力者の松山(埼玉)の挑戦を堂々とはね返し、②-0で勝利。決勝では山陽学園(岡山)の阿部寧々/馬島汐理に野間結菜/清水楓花が2で敗れたものの、隣のコートの吉川來那/越野みずきが立石杏奈/佐々木莉子をG④-1で倒し、3番へつなぐ。最後は藤田杏/竹田羽花が緒方美優/神﨑咲良にG④-2で打ち勝ち、2年連続の優勝を決めた。なおキャプテンの竹田は、2年連続の個人・団体2冠という偉業達成となった。

男子優勝 上宮学園(大阪)

女子優勝 昇陽(大阪)

取材・文◎直江光信 写真◎井出秀人

注目の記事

まだデータがありません。

映画『案山子とラケット ~亜季と珠子の夏休み~』
ベースボール・マガジン社
ベースボール・マガジン社
ソフトテニス・マガジンお詫びと訂正