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2024.03.28

【全日本高校選抜】能登(女子)が選抜大会初勝利! 笑顔がもたらした歴史的一歩

第49回全日本高校選抜大会◎3月28~30日/日本ガイシスポーツプラザ

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1番で勝利した1年生ペアを迎えるベンチ

 第49回全日本高校選抜大会が日本ガイシスポーツプラザで始まった。28日の初日は男女1、2回戦計30試合が行われた。6回目の出場となった能登(女子)は札幌龍谷学園と対戦して、④-3、0-④、④-1で勝利。これが選抜大会での初勝利となった。

 向峠増観監督はこれまでの過程は振り返る。
「ずっと勝てずに何度もチャレンジしてきました。今回は被災している人たちに元気を届けたいということで、笑顔で戦おうと送り出し、その笑顔のおかげで初めての勝利もいただけたのかなと思います。多くの応援してくれる人や支援したいただいた方々に力を添えていただいて、この会場に来られたのを感謝しながらプレーしようという話はしました。2番は負けましたが、ずっと笑顔でプレーしていたので、それはよかったですね。最後はいろいろな人の背中を押す力があったのかなと思います」

 1番の岩見莉歩/宮下日香莉はともに1年生だが成長株。初舞台とは思えないような強気な攻めが印象に残った。
「緊張するかもしれませんが、元気も出せるし、技術的にも成長してきた1年生をあえて1番に起用しました。攻めの姿勢はあるし、守っても勝てないのは皆分かっているので、攻めて初めて自分たちのチャンスになります。チャンスの時にどうしてもミス待ちになるので、チャンスはピンチになるということを言ってきました。最後は自分を信じてラケットを振ったのが大きかったです」と向峠増観監督。

 これまで跳ね返されてきた1回戦の壁。チャンスだと思っていた時もサブアリーナの体育館で敗れて帰ったこともある。
「すごく感慨深いです。支援、協力、声援に形としてできてよかったです」
 この勢いで、この笑顔で、もっと上に挑戦したい。

ベンチも笑顔であふれた

3番は主将の竹口陽菜/宮下亜華莉が勝利した

 

文◎福田達 写真◎矢野寿明

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