【女子選抜】複は明治大・前田梨緒/中谷さくらが頂点に! 単はナガセケンコーのルーキー、浪岡菜々美が制覇!
第69回全日本女子選抜大会◎4月6、7日/東京体育館
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新年度のスタートに開催される全日本女子選抜。今年は東京の桜が満開となった4月6日~7日に東京・千駄ヶ谷の東京体育館で開催された。女子ダブルスには24組、女子シングルスには6選手がエントリー。その中で、ダブルスでは須磨高校を卒業し、明治大に入学したばかりの新1年生の前田梨緒/中谷さくらが、女子シングルスでは日本体育大から今春、ナガセケンコーの入社した浪岡菜々美が頂点に立った。
注目のダブルスは、4月から明治大に入学したばかりの前田梨緒/中谷さくらが今大会でも頂点に立った。韓国のイ・ミンソン/イ・ジョンウンらが入った予選リーグをトップで抜けた前田/中谷は、7日の準々決勝でダブル後衛の塚本七海/前川愛生(広島翔洋高)とのファイナルを制す。続く準決勝では、四国大からナガセケンコーに入社したばかりの23年全日本選手権8強・箱崎愁里/藤城みちるをG⑤-3で破って決勝へ。決勝では、今季、6対戦目となる高橋乃綾/岩倉彩佳(どんぐり北広島)との左右前後に入り乱れる激しいラリーをG⑤―2でものにし、今大会初優勝を飾った。
決勝の行われた7日、大学の入学式だったという前田/中谷。明治大の一員になった日、ふたりは大学生となって初のタイトルを勝ち取った。「2日とも序盤、足が動かなかったりしましたが、後半は自分たちのリズムになりました」と中谷。「相手にポイントを取られても焦らずに対応できた」と前田。昨シーズンから続く、快進撃はまだまだ続きそうだ。
シングルス決勝は、城山ホテル鹿児島の加奈乃佳の勢いに序盤押され、G1-3とリードを許していたナガセケンコーのルーキー、浪岡菜々美は追い込まれながらもジリジリと挽回。リーグ戦同様、追いついてからの逆転劇で、決勝もファイナル⑦―4で制すした。「23年2月のインターナショナルチャンピオンシップ世界ランキング認定試合でシングルスを制したあと、シングルスで勝てず、自信をなくしていました」と浪岡。社会人になったばかりで、見事にシングルスで頂点に立った。新たな戦場でも果敢に戦っていくことを誓った。