
【インカレ2025】全日本学生選手権・男子ダブルスは片岡/黒坂(日本体育大)が2年ぶりに王座奪還!
インカレ2025◎8月29~9月3日/千葉県総合スポーツセンター庭球場、青葉の森スポーツプラザ庭球場、四街道総合公園庭球場(男子)、千葉県総合スポーツセンター庭球場、高浜庭球場、稲毛海浜公園スポーツ施設庭球場(女子)
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2025年度のインカレ4日目となる9月2日、全日本学生選手権男子ダブルスの2日目が千葉県総合スポーツセンター庭球場で行われた。567ペアがエントリーし、この日は前日の1日目に終わらなかった5回戦などからスタート。学校対抗で多くの試合をこなした選手たちは、連日の猛暑だけでなく、徐々に蓄積される疲労とも戦わなければならなかった。
そうした中で、日本体育大が3ペア、中央大が2ペア、國學院大、中央大、早稲田大がそれぞれ1ペアと、8強はすべて関東勢が勝ち残った。準々決勝で勝利した中村悠峰/岡田侑也(明治大)、佐藤駿丞/守山湧叶(日本体育大)、2年前の優勝ペア・片岡暁紀/黒坂卓矢 (日本体育大)、前回準優勝の浅見竣一朗/安達宣 (早稲田大)が4強に進出。準決勝では、中村/岡田が佐藤/守山にG⑤-3でダブルフォワード対決を制し、昨年の準決勝と同じ顔合わせになったもう1つの準決勝は、片岡/黒坂が浅見/安達をG⑤-1で下して雪辱を果たした。
中村/岡田対片岡/黒坂の決勝は、一方的な展開となった。ダブルフォワードの中村/岡田に対し、片岡は鋭いパッシングや絶妙なロビングで相手を翻弄。黒坂もチャンスボールを逃さず叩き、この日冴え渡ったサービスでエースも奪った。一気に3ゲームを連取した後、第4、第5ゲームは1ポイントも落とすことなく、ストレートで圧勝。前々回の王者が2年ぶりに王座に返り咲いた。
2人がポイントになった試合として挙げた清水駿/宮田成将(同志社大)との6回戦は、G1-4まで追い込まれてからの逆転勝ち。しかも黒坂は大学対抗で右脚を痛め、片岡も7回戦あたりではスタミナ切れを起こしたような状態になり、ともに万全ではなかった。しかし、「4年生のアキさんは最後のインカレ。絶対に勝って終わりたいという思いしかありませんでした」という黒坂の思いを片岡も感じ取り、まさに支え合いながら頂点に上り詰めた。
試合直後は歓喜の涙に暮れた片岡は、「苦しい時も黒坂が『まだ行ける』と声を掛けてくれましたし、サポートしてくれるメンバーが身体を冷やしてくれたりしたので、最後の2試合は良い状態でプレーできました」と、3年間辛苦をともにしてきた黒坂やチームメイトに感謝した。

男子選手権準優勝 中村悠峰/岡田侑也(明治大)

男子選手権3位 浅見竣一朗/安達宣 (早稲田大)

男子選手権3位 佐藤駿丞/守山湧叶(日本体育大)