【全日本・2日目】女子は上位シード勢が敗れる波乱の展開を経て、4強が出そろう!
第80回全日本選手権◎11月6~8日/有明テニスの森、有明コロシアム
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第80回天皇賜杯・皇后賜杯全日本選手権大会の第2日目が11月7日、東京都の有明テニスの森公園で行われた。女子は、コロシアム、インドアコート、屋外ハードコートで32本決めの3回戦から準々決勝までの全60試合、どれもが見応えたっぷりの熱い戦いとなった。
ベスト8決めとなる5回戦まででは、佐藤心美╱青木夕佳(早稲田大)が4回戦で第1シードの原口美咲/宮前希帆(ワタキューセイモア)をファイナルの末に撃破。宮前は昨年、天間麗奈(東北高)とのペアで頂点に上り詰めたが、佐藤/青木戦は「リードしていたのに向かってくる相手に受けてしまいました。自分の力を出しきれませんでした」と悔しい逆転負けに肩を落とした。丁寧なテニスが光った佐藤╱青木はその勢いで8強に勝ち残り入り、準々決勝で敗れたものの、堂々の5位入賞を果たした。
同じく4回戦では、前回3位の塚本七海/前川愛生(広島翔洋高)がファイナルで惜敗した他、房野紗千/市川こいと(四天王寺高)、野間結菜/竹田羽花(昇陽高)も敗れたことで、この時点で残る高校生は第2シードの天間麗/中谷ももこ(東北高/須磨学園高)のみとなった。
この日最終日となった準々決勝では、4月のアジア選手権日本代表選考会決勝の再現となった高橋偲/岩倉彩佳(どんぐり北広島)対第4シードに入った前田梨緒/中谷さくら(明治大)が好カードだった。互いに譲らないままファイナルにもつれ、最後は高橋╱岩倉が僅差で逃げきった。前田/中谷は高校生だった2年前は準優勝に輝き、前回は4回戦で敗退。今回も優勝候補の一角に挙がりながら道半ばで敗れただけに、中谷の「皇后杯で勝つのは難しいと感じました」と語った言葉が印象的だった。
有力選手たちが次々と姿を消す中、前回3位の天間美嘉/左近知美(日本体育大)は順当に準決勝進出を決めた。左近は「途中で競る試合もありましたが、自分たちのテニスは崩さずに最後までできました」と語り、天間も「自分のミスがいつもより少なかったのと、左近さんをうまく使いながらできたのでよかったです」と充実の表情だった。準決勝に向けては、「去年は準決勝が初めての場だったので緊張しましたが、明日は相手が誰でも自分たちのプレーを出して、優勝できるように頑張ります」(左近)と力を込めた。
明日の準決勝は、浪岡菜々美/久保晴華(ナガセケンコー)対高橋/岩倉、天間/左近対長谷川憂華/辻倉奈津(ワタキューセイモア)の2試合が行われ、勝者同士のカードによる決勝で第80代の皇后杯チャンピオンが決まる。

岩倉/髙橋の悲願なるか?

前田/中谷は紙一重で敗れた




























