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全日本/総合
2018.04.08

【全日本女子・男子選抜】インドア女王・高橋/半谷が2連覇、男女シングルスは船水&尾上が優勝

第63回全日本女子選抜大会・第2回全日本男子選抜大会◎4/7-8東京体育館

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札幌に続きインドア10連勝を飾った高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)

 4月7日(土)、8日(日)、東京体育館にて『第63回全日本女子選抜大会』および『第2回全日本男子選抜大会』が開催され、各種目で優勝者が決定した。

全日本女子選抜ダブルス
同士討ち制し、高橋/半谷がインドア10連勝

 出場ペア40組による女子ダブルスは、東京インドア、全日本インドア等の主要インドア大会で勝ち続けている高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)が同士討ちを制し、インドアの連勝記録を10に伸ばした。

 昨年に比べると、安定感を増していた。小谷菜津美/大槻麗(ダンロップ)との準決勝こそG⑤-3ともつれたが、田辺恵理/小林美咲との決勝戦は、わずか1ゲームを献上したのみに留まった。笑顔で優勝杯を受け取った高橋は「自分たちのテニスの精度が上がってきている」と勝因を語っていた。

ダブルス準優勝の田辺恵理/小林美咲(どんぐり北広島)

どんぐり北広島のペアがダブルスでワンツー。北広島の観光大使を務める“ひろみちお兄さん”こと佐藤弘道さん(後列右)が応援にかけつけた

佐藤弘道さんブログ>>スポーツ三昧

全日本女子選抜シングルス
尾上が5年ぶり2度目のV

「日体大に入って簡単に負けない体力がついた」

 2013年、鈴峯女子高時代に今大会を制した尾上胡桃が5年前よりパワーアップして2度目の優勝を決めた。決勝では皇后杯女王の林田リコ(東京女子体育大)をG④-1で退けている。国際大会での活躍も期待される21歳は、「来週(4月14~15日)のアジア競技大会代表選考会(シングルス)への弾みがついた」と自信を深めていた。

シングルス優勝の尾上胡桃(日本体育大)

シングルス準優勝の林田リコ。今春、文大杉並高から東京女子体育大に進学

全日本男子選抜ダブルス&シングルス

 昨年、多くの人に男子のトップレベルのプレーを見てもらおうとスタートした男子選抜大会。ダブルスは上岡俊介/上松俊貴(同志社大/早稲田大)、シングルスは船水颯人(早稲田大)が第2回王者に輝いた。

 4月14日(土)、15日(日)に広島県広島市の広島広域公園テニスコートで開催される『第18回アジア競技大会日本代表選手予選会』まであと1週間。今回は上岡との急造ペアでダブルスに出場した上松が「アジア競技大会代表選考会では結果を残したい」と言えば、船水は「この3年間、アジア競技大会に向けて準備してきた。地力で代表権をつかみたい」と、早稲田大でペアを組む2人が力強く決意を表明していた。

ダブルス優勝の上岡俊介/上松俊貴(同志社大/早稲田大)。上岡は上宮高から今春、同志社大に進学

ダブルス準優勝の中本圭哉/鈴木琢巳(福井県庁)

シングルス優勝の船水颯人(早稲田大)

 

全日本女子選抜ダブルス

優勝:高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)
2位:田辺恵理/小林美咲(どんぐり北広島)
3位:小谷菜津美/大槻麗(ダンロップ)
   志牟田智美/泉谷朋香(東芝姫路)

全日本女子選抜シングルス

優勝:尾上胡桃(日本体育大)
2位:林田リコ(東京女子体育大)
3位:中川瑞貴(ナガセケンコー)
   上田理央(明治大)

全日本男子選抜ダブルス

優勝:上岡俊介/上松俊貴(同志社大/早稲田大)
2位:中本圭哉/鈴木琢巳(福井県庁)

全日本男子選抜シングルス

優勝:船水颯人(早稲田大)

取材・文◎鈴木快美 写真◎井出秀人 協力◎ナガセケンコー