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2019.03.27

【選抜】「平成最後の大運動会ができるように」尽誠学園・森監督、「優勝しがいがある」羽黒・荒木主将

私学選抜上位校の選抜への抱負

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アゼリアで初優勝、私学選抜でも頂点に立ち、勢いがある尽誠学園。左が森監督

 全日本高校選抜がいよいよ明日開幕! 3月20日(水)に行われた『第53回全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会(男子団体)』で優勝の尽誠学園・森監督、準優勝の羽黒・荒木主将に選抜へ向けたコメントを聞いた。

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私学選抜優勝・尽誠学園高
森博朗監督

――私学選抜は5年ぶり3度目の優勝、アゼリアカップから連勝です。チームは上り調子?

 あんまりテニス的にはいい感じではなかったですけど。3番手の後衛の片岡(晟紀)はアゼリアに出ていなかったんですが、今回は力をつけてきて、3番はいいテニスをしていました。白川(雄己)のところが一人で背負っちゃっている感じなので、負けてもいいからという感じでは言っているんですが。ただ、彼らが負けて、チームが勝っているのは収穫かなと。

――今年の柱は、私学全勝の米川(結翔)/石川(峻伍)?

 日替わり大将という感じなんですが。テニス的にはただ頑張ろうというのではなく、テーマを持ちながらやっているので、どうチャレンジしていくかです。

――選抜に向けて修正点は?

 いっぱいありますね。フィジカル的なところもそうだし、基本的なサービスレシーブはもっと磨ける。戦術、戦法ももっと絞れると思うので、明確にしていきます。

――まだメンバーは固まっていない?

 あと1週間あるので、浮き沈みもあると思うんですけど、いい戦い方ができるようにしたいです。片岡は真面目な選手で、ああやって勝つことが一番自信になる。選抜で勝ち進むと、高田商業と当たるわけですが、そこに向かってやるだけです。いいテニスがしたいですね。

――選抜に向けてソフトテニス・マガジンにもアツい思いを書いていただいたのですが、狙うは優勝?

 高校生なので、負けてもともとで、開き直ってやれると思います。そういう部分を出してあげるというか、チームをそういう状態に持っていきたいですね。「平成最後の大運動会」ができるように頑張ります!

私学選抜では3番手で出場し、決勝と準決勝の3番勝負を制した片岡晟紀(/大辻伸彬)

私学選抜準優勝・羽黒高
荒木 駿キャプテン

羽黒の荒木駿キャプテン。181cmの上背を誇る前衛で昨年の選抜、インハイにも出場

――私学選抜で羽黒は3年連続準優勝でした。

 選抜に向けて初優勝を目指していたんですが、あと一歩かな、と。ミスが目立ったので、選抜までに直していきたいです。

――澤田(吉広)/荒木は全勝です。自身のプレーのいいところは?

 相手に合わせたプレーができるところです。前衛なので、相手の後衛の良さをつぶす意識でプレーしています。

――決勝では3本連続スマッシュを打ち、最後ジャンピングスマッシュで決めていました。

 自分でもあれはびっくりしましたけど、その練習はずっとしてきたので、プレーで出せたかなと思います。

――選抜に向けて修正点は?

 ミスが目立ったので、それを修正して3本そろえるように。チーム全体でレベルアップしていきたいです。

――夏のインターハイ決勝では悔しい思いをしました(高田商業に0-②で敗戦)。

 今年の羽黒は、例年よりは3本そろっているとは言えないところがあります。だからこそ、優勝しがいがあるというか、その分、燃えてくる。闘争心が湧いてきます。

1年生ペアの斎須大夢/田代陽己と羽黒メンバー


写真◎大賀章好 取材・文◎内田麻衣子