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2020.02.09

【日本リーグ入替戦】男子・太平洋工業が22年ぶりに日本リーグへ。上位を宣言!

令和元年度日本リーグ入替戦◎2/8、9愛知県名古屋市露橋スポーツセンター

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太平洋工業は22年ぶりに日本リーグへ参戦。写真は全勝優勝を決めた岩佐(左)/宮田

 2020年度日本リーグの参戦権をかけた日本リーグ下位2チームと、日本実業団リーグ上位2チームによる総当たり戦・日本リーグ入替戦。男子は3勝の太平洋工業が22年ぶり、2勝の川口市役所が6年ぶりの日本リーグ復帰を決めた。古豪・京都市役所は4位で実業団リーグへ降格した。

太平洋工業が接戦を制し優勝

 熾烈な総当たり戦を日本実業団リーグ1位の太平洋工業が制し、22年ぶりに日本リーグへの復帰を果たした。藤本聡監督は「チームとして本格的に再開して5年目。順調にここまで来られるなんてデキすぎです」と頬を緩ませた。

 高い技術を誇る京都市役所に顔を合わせた初戦で勢いに乗った。1番・吉田雄紀/山本 祐輝、2番・立木雅也、3番・岩佐和博/宮田裕章は、3組ともファイナルを強いられる戦いで、藤本監督は「ジュース、ジュースの連続で0-③で負けていておかしくなかった。倒れながらも勝ってくれたことが大きかった」と振り返る。

 続いて初日にトヨタ自動車に②-1で勝つと、2日目の第1試合で川口市役所が京都市役所に勝った時点で、勝率で日本リーグ昇格が決定。優勝決定戦になった川口市役所戦では、若さに勝る吉田/山本が経験豊富な松本/菅野をG④-2で退けると、立木は名取に敗れるが、チームは決して勢いを失わず、イケイケムードに包まれた岩佐/宮田が井上/渡辺をG④-1で圧倒した。

 来季について、吉田主将は「力を合わせて全日本実業団ではベスト4以上、日本リーグでは3位以上を目指したい」と力強く誓う。25歳の吉田は、太平洋工業が本格的に再開したときの1期生でチーム再建にイチから携わってきただけに、喜びはひとしおだ。

 なお、2020年度入替戦は広島県福山市に舞台が移される。試合形式も変更。日本リーグ下位2チームと実業団リーグ3チームの合計5チームによる総当たり戦となり、より戦いは熾烈さを増しそうだ。また、日本リーグ自体の愛知県開催は変わらない。

男子優勝の太平洋工業

▼男子結果
1位:太平洋工業(実業団リーグ1位) 3勝⇒日本リーグ昇格
2位:川口市役所(実業団リーグ2位) 2勝1敗⇒日本リーグ昇格
3位:トヨタ自動車(日本リーグ7位) 1勝2敗⇒実業団リーグ降格
4位:京都市役所(日本リーグ8位)   3敗⇒実業団リーグ降格

男子2位で昇格を決めた川口市役所

取材・文◎鈴木快美 写真◎石井愛子