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中学
2023.11.26

【ジュニアジャパンカップU-20】黒坂卓矢、佐藤心美らが才能を見せる! 皇后杯2位の中谷さくらも奮闘!

第18回ジュニアジャパンカップ,生目の杜運動公園テニスコート,清武総合公園テニスコート,

男子U-20ダブルスを制した浅見/黒坂。埼玉県出身同士のよく知るペアだった

 宮城県宮崎市で11月24日から始まった第18回ジュニアジャパンカップ「競技者育成プログラム(Step-4)」は、25日にシングルスが久峰総合公園テニスコート(U-20)と生目の杜運動公園テニスコート(U-17、U-14)で行われた。26日にはダブルスが生目の杜運動公園テニスコートで行われ、それぞれのカテゴリーで王者が決まった。

 U-20男子はダブルス、シングルスともに学連勢の躍進がすばらしかった。中でも今年度日本体育大に進学した黒坂卓矢はシングルスでは同校の竹田凌にこそ敗れて準優勝だったが、ダブルスでは東北高の浅見竣一朗と組み優勝。JOC、インカレそして今回のジュニアジャパンカップとさまざまなタイプの後衛をつけても結果を残す黒坂。U-20紙森隆弘監督からも次世代を担う好選手になると聞いた。

 また、シングルス優勝の竹田も黒坂に勝ち優勝したことで「大学での取り組みがよかったと自信になりました」と振り返った。

 U-20女子は高校3年生世代が力を見せた。シングルスは広島の佐藤心美(広島翔洋)が学連で好成績を残す青松淑佳(明治大)をファイナル逆転で勝利を収めたのは貴重な経験に。ダブルスは皇后杯準優勝の中谷さくら(須磨学園)と岩元望美(和歌山信愛)がファイナルで濱島怜奈/宮前希帆(國學院大/広島翔洋)を⑦-5で振りきる形に。

 シングルスを制した佐藤は「JOC杯で青松さんに負けたときは思いきりやれていなかったので、今回はラケットをしっかりと振っていこうと決めて、それが大会を通してできました」と振り返った。

 また皇后杯2位となった中谷と組み結果を残した岩元望美は「いつもはダブル後衛で最初こそはとまどいがありまいたが、中谷と組みいろいろと積極的にアドバイスもらったことが結果がつながりました」と話した。また中谷は「インドアでの大会が始まります。ここでもまた優勝できるように練習に励みたい」と前田梨緒と組んで迎える高校最後の大会への抱負を話した。

U-20
▼男子シングルス決勝
竹田凌(日本学連)G④-2黒坂卓矢(日本学連)
▼男子ダブルス決勝
浅見竣一朗/黒坂卓矢(宮城/日本学連)G④―1根岸澪紋/片岡暁紀(宮城/日本学連)

▼女子シングルス決勝
佐藤心美(広島)G④-3青松淑佳(日本学連)
▼女子ダブルス決勝
岩元望美/中谷さくら(和歌山/兵庫)G④-3濱島怜奈/宮前希帆(日本学連/広島)

U-20シングルスを制した竹田(日本体育大)

U-20シングルスを初制覇した佐藤

取材・写真◎後藤優太 写真◎上野弘明(U-14、17、20ダブルス)