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2015.08.04

女子団体戦は和歌山信愛が優勝、春夏連覇&個人団体2冠を達成!

近畿インターハイ2015

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個人戦に続いて団体戦でも優勝を果たした和歌山信愛のメンバー
 8月4日(火)、奈良県立橿原公苑明日香庭球場にて、「近畿インターハイ」ソフトテニス女子・団体戦・決勝が行われ、和歌山信愛が文大杉並(東京)を2-1で破って優勝を決めた。前日終了した個人戦に続く2冠。そして、春の全国大会である高校選抜と合わせ、春夏連覇を達成した。和歌山信愛のインターハイ団体優勝は、2009年に同じ明日香コートで行われた大会以来、6年ぶり4回目となる。
 全国各都道府県を代表する48校(開催地奈良は2校出場)の頂点に輝いたのは、優勝候補筆頭に挙げられた和歌山信愛。個人戦の1位、2位を擁する充実の戦力で、朝8時半からの5試合を戦いきった。3ペアの勝ち星で勝敗を決する団体戦はこの日、2回戦からスタート。和歌山信愛は、秋田北、昭和学院(千葉)、脇町(徳島)を負けなしで破り、準決勝では難敵・昇陽(大阪)を2-1で振りきって決勝の舞台へ。インターハイ初優勝を目指す文大杉並との対戦となった。
 2面展開で、1番と2番の対戦が同時に行われた決勝。和歌山信愛は、「3年生を前面に出す」(林三千夫監督)オーダーで、1番、2番に看板(個人戦1位、2位)の3年生ペアを起用する『真っ向勝負』に出た。1、2年生のみの文大杉並の若いメンバーに対して、この2対戦を1-1とした。
 そして勝負のかかった3番勝負は、1、2番の2対戦がほぼ同時に終了したため、全観客が息をのみ見つめる中、展開された。両軍2ペア4人のうち3人が2年生という顔ぶれ。しかも、和歌山信愛の貝瀬ほのかと、文大杉並の吉原花海は中学時代のペア。互いを知り尽くした選手同士が各組を引っ張り、両校それぞれの思いを背負って戦った。最終ゲームカウントは信愛4-1文大。和歌山信愛が、対戦2-1で優勝を決めた。
 監督として3度目のインターハイ優勝に導いた林監督は、「地元開催の国体強化をはじめ、チームに関わってくださった多くの方の力と、そこで得た経験が大きい」と、周囲のサポートへの感謝を述べた。
 「リベンジには国体しかない」とは、優勝校以外の関係者から異口同音に聞かれたフレーズだ。
 約2か月後には、年間最後の高校タイトルとされる和歌山国体(少年の部)が開幕する。選手たちの目線は、早くも秋に向かっている。
(ソフトテニス・マガジン編集部)

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