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2018.12.10

【ソフテニ姉さんが応援マナー10か条を作った理由】応援が好きだから…応援で悲しむ人を見たくない!

「ソフトテニスファンがつくる応援マナー10か条」byソフテニ姉さん

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応援マナー10か条とは?

ソフトテニスの応援は最高に盛り上がるし、見ていて楽しい。硬式テニスと比べて応援の声がうるさいという人もいるけれど、ソフトテニスの花形はチーム対チームの団体戦。応援のない団体戦は味気ないし、ソフトテニスハンドブックにも「競技の盛り上がりとして認める方向である」と明記されている。

とはいえ、対戦相手を貶めるような応援は「行き過ぎ、不快感」(ソフトテニスハンドブック)で警告の対象に。先日、新聞に載ったある投書がネットで話題になった。中2のソフトテニス部の娘を持つ女性の投書で内容を要約すると、

・市内の大会に娘さんが出場
・娘の学校では相手をあおる、相手のミスを喜ぶ言葉はNGと指導
・大会では強い学校がそういう言葉を使っていた
・中学校の部活動は、ルールや礼儀を教える場では?

「行き過ぎ」の基準はさまざまだが、ソフトテニスファン以外の人が見て不快に思う応援が見過ごされていたのは事実。これに立ち上がったのが、ソフテニ姉さんこと本山友理さんだ。中村学園女子高時代にはインハイに出場した元プレーヤーでもある姉さんが『ソフトテニスファンがつくる応援マナー10か条』を作成。どういう経緯でつくったのか聞いてみた。

ソフトテニスの応援文化をより良いものにしていけたら

――話題になった新聞の投書を読んでどう思いましたか?

「これは良くない」や「これくらいでめげていてはダメ」といった具合で、いろんな方からいろんな意見が出ていました。私自身は、大学時代に記事と似たシーンを見たことがあり、「なんだかフェアじゃないなー」と思ったことがありました。

ソフトテニスの一丸となる応援は好きですし、私も中学高校時代、相手のミスに拍手をしたりすることがあり、それが普通だと思っていました。でも、大人になって、他の競技の観戦をしに行くと、マナーの徹底に驚いた場面がありました。

例えば、共通の部分が多い硬式テニスで考えると、インプレー中の観客の移動は禁止、サーブ前に静かでなければ審判も選手もプレーに入らない、応援で相手のミスに喜ぶのは失礼、など。小学生の全国大会では、決勝に上がったプレーヤーの保護者の方が相手のミスに喜んでいた瞬間、「静かに!」とコーチが制していました。

これを見た時、「プロもアマも共通認識なんだな…。マナーを守り伝えていく人がいれば、大人も子供も実践できるし、それは文化として残っていくんだ」と思いました。

――プレーヤーの立場から、ソフトテニスの応援をどう思いますか?

ソフトテニスの応援の素敵だと思う部分は、応援で活躍できるメンバーがいることです。高校時代、コートに立たなくても応援で大活躍してくれるメンバーがいました。彼女を筆頭に「応援でチームに貢献する」という姿勢は試合に出るメンバーにとっても心の支えだと思います。

ソフトテニスの応援はたくさん素敵な部分がある、だからこそ「その応援で悲しい気持ちになる人はつくりたくない」と思いました。

――『応援マナー10か条』はどうやって完成したのですか?

今回の応援マナーについては、愛好者の方の意見を聞きたかったのでFacebookのソフトテニス愛好者のページ(We Love NANTEI !)と自分のツイッターアカウントで募集をさせてもらいました。

さまざまな意見をもらい、項目にすると70件以上をあったかと思います。正直なところ「もっと条件を狭めて応募をかければよかった! 大ごとになってしまった!」と思ったのは、ここだけの話(笑)。

でも冷静に、同じジャンルの意見、批判的なものでも、「この人の言いたい本質は何か」ということを精査していき、なんとか10か条をつくることができました。

――皆さんの反応は?

ありがたいことに公開初日から反響をいただき、全国各地から大会パンフレットに入れたい、部活のメンバーに配りたい、といった声をいただいています。現場の皆さんの頑張りのおかげで競技がここまで繁栄してきましたし、一部でもその皆さんたちに認めていただいたことは何よりうれしいことでした。

――今後、どう広めていきたいですか?

つくることで終わらず、マナーそのものにできるように、時間がかかっても、じっくりと取り組んでいきたいと思います。そのためにはみなさんの協力が欠かせません。『ソフトテニスファンがつくる応援マナー10か条』を活かしながら、ソフトテニスの応援文化ををよりよいものにしていけたら、と思います。

著作権はフリーだそう。「あれダメ、これダメ」と窮屈になるのではなく、「みんなが気持ちいい、楽しい応援をしよう!」という前向きな提案だ


構成◎内田麻衣子(ソフトテニス・マガジン編集部)

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