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2019.02.22

【全日本アンダーチーム男子合宿】近い将来、世界で戦うために必要なもの。U-20堀晃大監督に聞いた

全日本アンダーチーム男子合宿◎2/19~24四日市ドーム、四日市テニスセンター

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20名が参加したU-20。フィジカルメニューも豊富で充実が感じられる

 2月19日から四日市ドーム、ハードコートの四日市テニスセンターにて、全日本アンダーチームの男子合宿が始まった。男子ナショナルは3月下旬のため不在だが、将来性を秘めた選手たちが貴重な合宿を送っている。

朝からマックス試合で夕方もぴんぴんで

U-20の堀晃大監督(NTT西日本)は第1回目のアンダー合宿の狙いを話してくれた。

「これから国際大会を勝つための戦術、ペアワークといきたいところですが、まだ土台が必要。そういうプラスアルファができる選手たちが集まっています。実績ある選手ばかりで、考え方、技術論もそれぞれ持っていますが、それを土台にして、次回以降戦術に移行していけるようにするための準備期間。朝からマックスで試合ができる、夕方もぴんぴんしているようになってほしい。緊張した場面で足が動くとか、まずはそういう足を止めない身体作り、フットワークなどを意識しています」

 昨年のU-20から今年のナショナルに4名が入った。今年のメンバー20名もそれができるはずだと言う。

「国際大会は、昨年ならコリアカップ、世界ジュニアなどありました。日の丸をつけて戦いたいと思う選手たちは年々増えています。俺もできる、自分も上がるぞという方向付けもこの合宿では大切な部分です。近い将来、秋でもいいです。韓国、中華台北に勝とうよ、と。そのためには今の技術にプラスアルファが必要というのを明確にしているので、もう一段上がってほしい。そのきっかけ作りになれば。ここに来て満足ではなく、俺にもチャンスがあるという気持ちで向かってきてほしい」(堀晃大監督)

 今回はU-14、U-17も交流して、試合も組んでいる。そこには相乗効果があると言う。

「年代が違っても、気付きがあるはずです。U-14はU-20から、U-20もU-14やU-17から学べることがある。ぶつ切りにしないで、一体感を持っていこう、と。そこで立ち止まるのではなく、あと1分を越えられるか。学べるか」

 2回目の合宿では、日本の戦い方の部分にも着手する。そのためには、この合宿で感じたことを具体的に取り組んで来られるか。これは、女子のナショナル、斎藤広宣監督が常に言うことと同じだ。これまで成長させてくれた中学、高校、大学などの監督がいない状況でどう戦うか。そのスタートラインに立った。

U-20のメンバー、スタッフ。明るい雰囲気が流れる

U-17も将来性の高い選手たちが揃う

小学生も含まれるU-14。U-20の選手たちとの乱打、試合など、貴重な機会を得た

取材◎福田達 写真◎川口洋邦

 

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