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2019.08.21

【全中】個人男子は同士討ちを制した野口快/黒坂卓矢(芝東)、女子は2年生ツインズ・岩元望美/岩元愛美(榛原)が優勝

第50回全国中学校大会2019◎8/20-8/22 京都府・山城総合運動公園(太陽ヶ丘)テニスコート

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見事なストローク力を披露した野口快(芝東)

 令和初の中学生王者を決める第50回全国中学校大会が、京都府の山城総合運動公園テニスコートで開幕。競技初日の21日は男女個人戦が行われ、数多くの好ゲームが展開された。

 男子で優勝を果たしたのは、芝東(埼玉)の野口快/黒坂卓矢。決勝は同じ芝東の相澤波月/赤津優希との同士討ちとなり、G④-0の快勝でタイトルをつかみ取った。関東大会では準決勝で髙﨑陽佑/飯干開生(東京・清明学園)に敗れた野口/黒崎だが、この日は序盤戦から相手を寄せつけない圧巻のパフォーマンスを披露。決勝までの5試合中3試合がストレート勝ち、落としたゲームもわずかに3という文句なしの勝ちっぷりで、今年度の王座に就いた。

「関東大会で負けて、その課題を修正してチャレンジできた」と振り返ったのは野口。黒坂も「無心で戦うことができ、練習の成果を出せた」と笑顔で勝因を口にした。

男子優勝の野口/黒坂と2位の相澤/赤津

 春の都道府県全中で上位進出を果たした実力者が早い段階で次々と姿を消すなど激戦となった女子は、榛原(奈良)の2年生ツインズ、岩元望美/岩元愛美が鮮やかに頂点へ駆け上がった。本人たちが「あの試合が大きかった」と言う柴田凛/西村紀咲(岡山・就実)との3回戦をG④-1で競り勝つと、以後は尻上がりに調子を上げ、難敵を次々に撃破。決勝では、こちらも勢いある戦いぶりで勝ち進んだ西村麻央/大畑璃実(福岡・下山門)に対し、自在の配球で序盤から主導権を握り、G④−0で一気に寄り切って優勝を決めた。

 榛原の濱中嘉彦監督は「力を発揮できれば勝負にはなるという手応えはあった」と語り、「近畿大会の決勝で負けた反省から、全国では攻める気持ちで行こうと。それができたと思います」と大仕事をやってのけた教え子を称えた。

 なお明日22日は、同会場で男女団体戦が行われる。

女子優勝の岩元望/岩元愛(榛原)

女子2位の西村/大畑(下山門)

取材◎直江光信 写真◎宮原和也

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