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2020.09.30

【動画】安定した下半身を作る! ヒップローテーション withトーンループ

U-17男子チームの兼平トレーナーが動画でレクチャー

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正しいスクワットの姿勢そのものが、下半身のトレーニングになる

身体機能を高めて、関節の可動性を向上させよう!

 身体のケアに気を使っている人ほど、「柔軟性」という言葉を耳にする機会が多いと思いますが、やみくもにストレッチを繰り返していないでしょうか。コントロールできる可動域を広げるには柔軟性だけでは不十分です。さらに、身体が柔らかいだけではケガにつながることも分かってきています。例えば、体幹をコントロールする能力が低下すると、それをかばうために股関節周囲の筋の動員が増え、結果的に股関節の可動性も低下するのです。

 秋から冬のオフシーズンこそ、可動域を広げるチャンスです。身体が持っている機能を高めることで関節の「可動性=運動制御を伴う可動域」を向上させるコンディショニングエクササイズに取り組みましょう。

【安定した下半身を作る!】ヒップローテーション withトーンループ

回数
左右10

やり方
①足を肩幅に開いて、腰に手をあてスクワットの姿勢に。ゴムがある場合はヒザ上10㎝くらいにセットする。
②右のかかとを浮かし、右ヒザをゆっくりと内側に入れて戻す。
③同様に外側に開いて戻す。これで1回。10回行う。

兼平トレーナーのアドバイス
これまでにも何度か紹介してきた、正しいスクワットの姿勢が重要です。正しい姿勢ができないと、お尻の筋肉が使えません。スクワットの姿勢そのものが、下半身のトレーニングになります。また、上半身は手を腰に当てたり組んだりして、背筋を伸ばして胸を張れば片方のヒザを固定することができ、もう片方がゆるんだり引っ張られたりしても動きません。

Step up! 両ヒザ同時バージョンにもトライ!

熱中!ソフトテニス部49号(Amazonへのリンクはこちら)の「毎日やればテニスに生きる! 中学生のための身体づくり」では、このトレーニングを含む全9メニューを紹介。毎日できる簡単なトレーニングを掲載しています。ぜひご覧ください!

兼平智孝◎かねひら・ともたか/1984年5月18日生まれ。岩手県出身。見前中-黒沢尻北高-鹿屋体育大を経て、トレーナーに。2016年8月、宮城県仙台市にパーソナルトレーニングジム&整骨院として『H-Field Sports Performance Center 』をオープン。身体の本来の機能を呼び覚ますトレーニングで、アスリートの指導にあたる。2020年全日本U-17男子トレーナー

取材・構成◎井口さくら 動画撮影◎井出秀人