【第1回平和カップひろしま国際大会】男子はヨネックスが全試合ストレート勝ちで初V。女子はどんぐり北広島Aが東京女子体育大を倒し頂点に
第1回平和カップひろしま国際大会◎3/13,14 広島翔洋テニスコート、リョーコーテニスクラブ他
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3月13、14日、『第1回平和カップひろしま国際ソフトテニス大会』が広島翔洋テニスコート、リョーコーテニスクラブ他で行われ、男子はヨネックス、女子はどんぐり北広島Aがそれぞれ優勝を果たした。
これまで「アジアカップひろしま国際大会」の名称で開催されてきたこの大会だが、今年から日本ソフトテニス連盟の共催となったこともあり、1990年に「平和カップ全国クラブ対抗大会」として第1回が行われた当初に立ち返る形で、大会名をリニューアルして新たなスタートを切ることとなった。コロナ禍により残念ながら海外からの参加は見合わせられたものの、国内各地から男子91チーム、女子46チームがエントリーし、入念な感染対策が施される中でハイレベルな熱戦が繰り広げられた。
男子は初戦から安定して力を発揮したヨネックスが、全試合ストレート勝ちという完璧な内容で優勝を果たした。準決勝で長江光一、中本圭哉らを擁するNTT西日本広島にG④-1、④-3で勝利すると、決勝では学生ながら強豪を立て続けに破って勝ち上がった早稲田大学Aと激突。伊藤幹/髙月拓磨が山根稔平/端山羅行にG④-2、林田和樹/柴田章平が矢野颯人/宇野敬也にG④-1で快勝し、社会人の貫禄を示した。意外なことに、ヨネックスの本大会優勝は初。
一方の女子は、地元のどんぐり北広島Aが決勝で東京女子体育大学Aを②-0で破って頂点に立った。この試合で主役となったのは、3月に大分の明豊高を卒業し加入したばかりの岩倉彩佳だ。川口みゆきとのペアで1番に登場し、林田リコ/島津佳那を相手に堂々たるテニスを展開。G2-3で迎えた第6ゲームをデュースの末に取りきると、ファイナルでは4-2と先行したところから3連続ポイントを挙げて一気に試合を決めた。どんぐり北広島もこれまでの最高は2016年第20回大会の準優勝で、今回うれしい初優勝となった。
取材◎直江光信 写真◎牛島寿人