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2022.04.01

【第21回全国小学生】男子は野田悠貴/塚本光琉が2連覇、女子は大星心愛/阿部寧々が初V!

第21回全国小学生◎3/29~31・千葉県白子町

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女子優勝の大星心愛/阿部寧々(岡山・Kidsソフトテニスクラブ)

 3月30日(水)から31日(木)の2日間、第21回全国小学生大会が千葉県白子町で開催された。毎年、5年生以下がダブルス、6年生がシングルスで優勝杯を争う大会だが、昨年に引き続き、新型コロナウイルスの影響で大会規模を縮小し、ダブルスの優勝者のみを決める形式に。

 だが、夏の全国小学生大会が中止になったぶん、このビッグイベントに懸ける選手の思いは熱く、男子は野田悠貴/塚本光琉(愛知・朝日S.T.C)が2連覇、女子は大星心愛/阿部寧々(岡山・Kidsソフトテニスクラブ)が全国初優勝を遂げた。

男子優勝の野田悠貴/塚本光琉(愛知・朝日S.T.C)

 野田/塚本は、苦しい戦いを経ての王座だった。佐藤佑/毛利涼介(宮崎・延岡Kids)との準決勝、植村義高/前田蒼生(兵庫・姫路ジュニア)との決勝はファイナルにもつれた。簡単にはいかなかった理由を2人は「連覇のプレッシャーがあった」と口を揃える。低学年から組む2人だが、ペアとして試合に挑むのはこれで最後。「どうしても勝ちたかった」(塚本)という思いを全開にして山場を乗りきった。

 大星/阿部は本人たちもびっくりの優勝。「去年は4位トーナメントだったので、今年は1位トーナメント出場が目標だった」(大星)と目標は控えめだった。それだけに、難敵を次々と下した事実を「奇跡が連続した感じ」(大星)と驚きを隠せない。決勝戦では、昨年11月のElementary school Dream Battle 2021で準優勝した大武姫菜/大武夢菜(福島・二本松ジュニア)をG④―2で突き放した。

 男女を通して小学生では珍しいダブルフォワードのペアでもある。4月からは別の中学に通うことになる2人だが、ジュニア時代に難しい陣形に挑戦した経験を生かし、将来、日本のソフトテニス界に新風をもらたす存在になるかもしれない。

取材◎鈴木快美 写真◎福地和男

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