ソフトテニスのインターハイ、今年は男女とも愛媛県今治市の今治スポーツパークテニスコートで開催される。７月29日は316ペアが出場して女子個人戦１日目が行われ、64ペアが２日目に勝ち残った。

個人戦は県予選優勝も、団体戦は敗退

　個人戦と団体戦が行われるインターハイは、個人戦のみに出場するペアも多い。秋田北の加藤寧々／桑原暖も、その一つ。個人戦は県予選で優勝して出場権を得たものの、団体戦は決勝で秋田令和に敗れ、サポートメンバー２人を含む４人だけで今治市に乗り込んだ。

　初戦の２回戦が14時頃のプレーボールという遅いスタートで、その２回戦は２で勝利。しかし３回戦は座波桜花／玉城碧夏（名護）と競り合った末にファイナルで敗れ、２日目に勝ち残ることはできなかった。

　それでも、自身初の全国大会でのプレーとなった２年生の桑原と、１年生ながらインハイの舞台を踏んだ加藤は、そろって来年の団体戦出場へのモチベーションを高めた様子。４月中旬からペアを組み、わずか３カ月で臨んだ大舞台を終えた２人に試合後、話を聞いた。

初戦はすごく緊張した

――インハイで２試合を戦ってみての感想は？

桑原　初戦は緊張して思うようなプレーができなかったです。小中高を通じて初めての全国大会でのプレーだったので、雰囲気を感じることができて、いい経験になりました。

加藤　小学生のときに全国大会の経験があるのですが、レベルの高い高校では初めてです。初戦はすごく緊張したのですが、２試合目は楽しもうと思ってプレーしました。

――桑原さんは昨年のインターハイ団体戦のメンバーで（出場なし）、この舞台の雰囲気を知っています。それを踏まえて、どんなことを意識していましたか？

桑原　ペアが下級生なので、自分がリードしなければいけないという思いがありました。また、秋田県の代表は自分たち以外、すべて秋田令和のペアなので、県予選１位として来て、一つでも多く勝ちたいと思っていました。

――加藤さんは桑原先輩から、どんなアドバイスを受けましたか？

加藤　楽しんでやろう、自分の好きなところに打って、展開を作っていこうとアドバイスしてくれました。

――２試合を経験して、インハイで勝ち上がっていくために、どんなところを磨いていきたいですか？

桑原　相手との駆け引きや、サービスレシーブを強化していきたいです。

加藤　私もサービスレシーブと、トップ打ちを伸ばしていきたいと思います。

――来年は個人戦だけでなく、団体戦にも出場したいですね。

桑原　団体戦の方が、もっと雰囲気良くプレーできると思います。来年は団体戦でも出場できるように頑張ります！