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2022.07.29

【インハイ2022】女子個人戦1日目が終了、第1シードの佐藤/杉本などが順当に勝ち残るも、第2シードの天間/横山が敗退

インターハイ2022:女子◎7/29-31 愛媛県今治市・今治市営スポーツパークテニスコート

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第1シードの貫録を見せた佐藤(右)/杉本。昨年の準決勝でファイナルの末に敗れた雪辱を期す

 ソフトテニスのインターハイ、今年は男女とも愛媛県今治市の今治スポーツパークテニスコートで開催される。7月29日は316ペアが出場して女子個人戦1日目が行われ、64ペアが2日目に勝ち残った。

部員や保護者の観戦が可能に

 この日の今治市は朝から強烈な日差しが照りつけ、これぞインターハイという真夏の戦いに。8時30分の第1試合プレーボールから、晴れ舞台への切符をつかんだ選手たちの熱いプレーが繰り広げられた。

 昨年は1年生ながら3位となった今大会の第1シード、佐藤心美/杉本希(広島翔洋)は、2回戦と3回戦を1で勝って危なげなく勝ち上がった。同じく2年生ペアでは、ハイスクールジャパンカップのダブルスを制した前田梨緒/中谷さくら(須磨学園)、同シングルスを制した岩元愛美と岩元望美のペア(和歌山信愛)も順当に勝ち上がっている。

 昨年は寺澤佑珠妃/北川アンナ璃咲が優勝、中尾陽菜/西村ゆめが2位となるワンツーフィニッシュで初の全国タイトルを獲得した京都光華は、出場4ペア中3ペアが2日目へ。昨年2位の中尾とキャプテンの武田悠里のペアは2試合とも0勝利という充実の内容で、中尾は「1試合目はすごく緊張しましたけど、しっかりやってきたので、不安はなかったです。初めてのことはできないので、やってきたことを思い出してパフォーマンスするだけでした」と振り返った。
 
 武田は「緊張して自分の力を出せないのが一番もったいないので、勝ちたいという思いだけでなく、ポジションを取ることなど、自分のやるべきことをしっかりやった」と語り、「後ろに中尾や応援がいてくれたので、まあ大丈夫か、という感じで楽しみながらできました」と笑顔。今大会は部員や保護者の観戦が認められており、声出しはできないものの、手拍子や拍手でエールを送る様子が各コートで見られた。

 上位進出が予想されたペアの多くが勝ち残った一方、第2シードの天間美嘉/横山心花(東北)は初戦の2回戦こそ勝ち上がったものの、3回戦で山上璃子/三橋さくら(文大杉並)に2で敗退。昨年度の春夏2冠&今年の選抜を制した団体戦で計13戦全勝、昨年のインハイ個人戦でも5位と力のあるところを見せていたが、早くも姿を消すことになった。

 30日の2日目は4回戦から行われ、優勝するためには6試合を勝ち抜かなければならない。実力だけでなく、心身ともにタフな戦いを勝ち抜いて頂点に立つのは、どのペアになるだろうか。

前田との好連係でポイントを重ねた中谷(須磨学園)

中谷とのペアでハイジャパダブルスに続くタイトルを狙う前田(須磨学園)

岩元望美(右)と愛美の2年生ツインズも2試合とも0で勝ち上がった

中尾(左)/武田など京都光華のペアは昨年に続く同一校連覇を狙う

部員や保護者の観戦が認められた今大会。京都光華は声を出さずに手拍子でエールを送った

昨年からの東北の強さを引っ張ってきた天間(左)/横山だが、2日目に勝ち残れず

 

取材・文◎石倉利英 写真◎井出秀人、川口洋邦

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