第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」のソフトテニス競技が、栃木県那須塩原市の石川スポーツグラウンドくろいそテニスコートで始まった。10月７日は少年男子と少年女子が行われ、男子はベスト４が決定。女子は雨の影響で予定された日程を消化できず、明日８日に２回戦の途中から再開される。

女子は２回戦の途中で順延も

　この日の那須塩原市は朝から冷え込み、小雨もぱらついて初冬を思わせるような寒さとなった。断続的に降り続いた雨は徐々に強くなり、14時50分ごろに全コートで試合が中断。結局そのまま１日目の競技は終了となった。

　16チームが参加した少年男子は、準々決勝が２面展開となったものの、中断の前に１日目の全日程を終えており、４強が出そろった。春の全日本高校選抜と夏のインターハイ団体戦を制した尽誠学園高の単独編成で、今年の３冠を狙う香川は、１回戦で地元の栃木、準々決勝では岡山を下して勝ち上がっている。

　前回、国体が正式開催された2019年まで３連覇を達成している奈良は、高田商業高の単独編成で、３年越しの『４連覇』に向けてベスト４に進出。東北高単独の宮城、木更津総合高単独の千葉も勝ち上がり、明日８日の準決勝は奈良と宮城、香川と千葉が激突する。

　少年女子は47都道府県がフルエントリー。インハイ団体戦を制した和歌山信愛高単独の和歌山、春の全日本高校選抜を制している東北高単独の宮城、2019年まで４連覇、昨年の三重国体代替大会も制して『５連覇』を達成し、今年は『６連覇』を目指す東京などが順当に初戦を勝ち抜いた。

　ただ、当初は３回戦までを消化して８強が決まるはずだったが、２回戦終了時点で順延となったチームが多かったほか、２回戦の途中で順延となった試合もあった。明日８日は予定を30分前倒しして８時30分に競技を開始し、まず２回戦の未消化分を実施。３回戦は２面展開で実施し、その後に男子の準決勝以降を実施するなど競技進行が変更となっている。詳細は日本ソフトテニス連盟公式ホームページ、公式ツイッターなどに掲載されている。

●10月８日（土）の競技進行表

https://www.jsta.or.jp/topics/2022/10/16183.html