【国体】成年女子は愛知が23年ぶりの優勝! 快進撃の群馬を決勝で下して2回目の頂点に
4日目(成年女子):第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」◎10/7-10 栃木県那須塩原市・石川スポーツグラウンドくろいそテニスコート
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第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」のソフトテニス競技は10月10日、栃木県那須塩原市の石川スポーツグラウンドくろいそテニスコートで最終日の4日目が行われた。24チームが参加した成年女子は、愛知が23年ぶり2回目の優勝を果たしている。
群馬は51年ぶりの優勝ならず
天候が心配された最終日だが、少し雨が強くなる時間帯はあったものの、予定通りの進行で行われた。準決勝ではアドマテックス単独の愛知が兵庫を、群馬がワタキューセイモア単独の京都を、どちらも三番勝負で下して決勝へ勝ち進む。
決勝の1番ダブルスは、愛知・松田彩野/坂本茉梨乃と群馬・原野亜衣/渡邉絵美菜が激闘を繰り広げた。原野組がG3-2として優位に進めたものの、松田ペアも追いついてファイナルへ。ここで松田ペアが6-3でマッチを握るも、原野ペアも3連続ポイントで追いつき、その後は双方がマッチポイントを握る大接戦。プレーボールから1時間近くに及んだ試合は、松田ペアが⑫-10で振りきり、最初の勝利を挙げた。
2番シングルスは愛知・那須暁帆と群馬・竹和凛が対戦した。那須が最初の2Gをデュースの末に奪ったが、竹和も第3Gを奪い返す。しかし、第4Gは那須がデュースの末に奪って王手をかけると、第5Gも四たびデュースの競り合いを制し、歓喜の瞬間を迎えた。
今大会で快進撃を見せた群馬は、2回戦でダンロップ単独の福島、準決勝で前述の通りワタキューセイモア単独の京都を下し、1971年の第26回大会以来、51年ぶり2回目の優勝に近づいていた(当時の区分は一般女子)。しかし最後に勢いを止めた愛知が、1999年の第54回大会以来となる頂点に立っている。
愛知は、前回国体が正式開催された2019年と18年は連続3位に終わっており、雪辱を果たしてのタイトル獲得となった。優勝を決めた那須は福島の代表として出場した17年も3位に終わっており、まとめて悔しさを晴らすことに。くしくも今回の開催地は『那須』塩原市で、金メダルを首にかけた那須は「ちょっと意識していました」と笑顔を見せた。
なお、この日は準々決勝で敗れたチームも含めて順位決定戦が行われた。兵庫が3位、京都が4位、岡山が5位、新潟が6位、広島が7位、徳島が8位で大会を終えている。