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2022.12.11

【第40回日本リーグ】男子はNTT西日本が12連覇、女子はナガセケンコーが23年ぶりの優勝!

第40回日本リーグ◎12月8~11日/愛知県豊田市・スカイホール豊田

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女子優勝のナガセケンコー。名門が復活した

 男女8チームによる3日間の短期決戦、第40回日本リーグは、12月9日(金)から3日間、2年ぶりに愛知県・スカイホール豊田で開催された。

 最終日の11日(日)、男子の優勝杯を手にしたのは、唯一、全勝だったNTT西日本。第6戦、1敗中で初Vを狙うヨネックスと顔を合わせた前回王者は、1番にベテラン長江光一とルーキー上松俊貴の年の差コンビを送り出し、林田和樹/榊原耕平を迎える。

 気迫がぶつかり合う1戦は、天井に届きそうな高いロビングで有利に試合を運ぼうとしたヨネックスがG2-1と先行するが、徐々に「その球を打ちきりにいった」という長江/上松が流れを引き寄せ、G④―2と逆転。すると、シングルスの広岡宙が米澤要をパワフルに打ち崩し、ウイニングポイントを奪った。歓喜の大ジャンプで12年連続26回目優勝を喜んだ広岡を見守った堀晃大監督は、「今回は誰が出てもおかしくないほど調子がよく、やってきたことをしっかり出せた」と振り返った。

男子優勝のNTT西日本。盤石の優勝だった

今年もシングルスで優勝を決めた広岡宙

 一方、女子は最終日までにワタキューセイモアとナガセケンコーが4勝1敗、東芝姫路とヨネックスが3勝2敗で並び、どのチームへ優勝が渡るかわからない混戦へと突入。さらに最終日の1戦目には、ワタキューセイモアがヨネックスに3-0、ナガセケンコーがアドマテックスに2-1で勝って白星を重ね、勝利の行方は最終戦へと持ち込まれた。

 そんな複雑な戦いで最後に笑ったのは、ナガセケンコー。ワタキューセイモアが東芝姫路に敗れた後、しっかりと太平洋工業に勝ちきり、23年ぶりの優勝を遂げた。

「オーダーがこちらのプラン通りに戦えて運もよかった」と話したのはナガセケンコーの指揮を執って3年目の田中弘監督。太平洋工業戦では、エース笠井祐樹/久保晴華が塚川優女/地中葵に敗れるも、早川日向、勝田珠莉/木原恵菜がカバーする総合力の高さも示しての優勝だった。

シングルスの早川日向が夢をつないだ

■男子結果
優勝:NTT西日本(7勝)
2位:ワタキューセイモア(5勝)
3位:東京ガス(5勝)
4位:ヨネックス(5勝)
5位:UBE(2勝)
6位:福井県庁(2勝)
7位:太平洋工業(1勝)
8位:川口市役所(1勝)

■女子結果
優勝:ナガセケンコー(6勝)
2位:ワタキューセイモア(5勝)
3位:東芝姫路(4勝)
4位:ヨネックス(4勝)
5位:ダンロップ(3勝)
6位:アドマテックス・スフィアーズ(3勝)
7位:太平洋工業(2勝)
8位:アキム(1勝)

取材◎鈴木快美 写真◎井出秀人