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2023.10.03

【アジア大会2023】日本女子は4戦ともに③-0で、大会2日目の準決勝では韓国と対戦

アジア競技大会2023◎10月3~7日/中国杭州・オリンピックスポーツセンター内テニスセンター

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初出場ながら、持ち味である冷静さは今大会も変わらず健在だった渡邉。センターコートで華麗な連続プレーを決め、観客を大いにわかせた

 10月3日から、中国・杭州市で開催されている第19回アジア競技大会のソフトテニス競技がスタートした。3、4日が国別対抗、5日はミックスダブルス、6、7日がシングルスというスケジュールになっている。初日の3日は国別対抗の予選が繰り広げられ、日本女子は4戦全勝で4日の準決勝にコマを進めた。

 グループAの日本女子は、ベトナム、インド、中国、モンゴルと対戦。全体戦ともに③―0で勝利した。特に、地元・中国との一戦は、コートの四方から中国の応援団に囲まれるような超アウェーの中、日本から応援に来た人たちの熱い応援を支えに、見事な戦いを見せてくれた。

 中国は国別対抗へのエントリーは3人のため、第1ダブルス、シングルスまでの戦いとなった。第1試合では志牟田智美/久保晴華が硬式テニス経験者と見受けられる中国ペアの重量感のあるストローク、ネットプレーに対し、G2-0からG2オールとされたものの、志牟田が粘り強いストロークで立て直し、久保が要所をしっかり叩いて、流れを引き渡さず、G⑤―2で勝利。続く、シングルスでは尾上胡桃が1つずつ布石を重ねた配球で相手をジリジリと崩し、G④―0で白星を挙げた。

 日本女子は、「2人で一本」の強みを持つ志牟田/久保、フィジカル+戦術で相手を圧倒する尾上、そしてオールラウンダーな高橋乃綾とクレバーでスマッシュ力のある渡邉絵美菜の5人は、それぞれが目指すテニスをしっかり展開し、上々の滑り出しを見せた。

 なおグループBは中華台北が韓国を③―0で破って1位通過。2位は韓国となり、明日の準決勝で日本女子と対戦する。韓国との準決勝も、自分たちらしいテニスで挑み、チーム一丸となった白星を奪っていってほしい。会場から日本から送られる大声援が、彼女たちの背中を後押しすることだろう。

よく走り、何本でもラリーをする覚悟で走りぬく志牟田。久保との好コンビネーションを見せた

志牟田と組み、初の国際大会出場ペアながら安定した戦いぶりを見せた久保。戦況を的確に読み取り、志牟田のつなげたボールを最後にきっちり叩いた

 

取材・文◎八木陽子 写真◎高原由佳

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