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2024.01.31

【第64回東京インドア】インハイ個人王者がトップレベルに挑戦! 野本凌生(尽誠学園)の体感したことと収穫 (②)

ルーセントカップ第64回東京インドア◎1月14日/東京体育館

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4月から大学生となる野本

 日本を代表する男女8ペアの選手が集結し、第64回ルーセントカップ 全日本ソフトテニス大会(東京インドア)が開催され、熱戦が繰り広げられた。今年も連盟・主催者推薦枠として、昨年夏のインターハイ個人戦を制した男女それぞれの高校生ペアが出場した。彼らが、国内トップレベルと対戦し感じたことと、全国の中学生へ向けてメッセージをもらった。2回目は尽誠学園高の3年生、前衛の野本凌生選手。

野本凌生(尽誠学園)の場合
――大会を振り返ってください。
「初戦に集中しすぎて、試合終了後、間髪入れず2戦目に突入したせいもあり、正直身体面、精神面ともに、厳しかったです。その言い訳ではありませんが、2戦目では大事なカウントで精細を欠いてしまい、ファーストサービスが入らなかったり、こうした大きな大会における経験値をこれからのプレーに生かしていきたいです」

――印象に残った試合はありますか。
「船水/上松戦です。年明け初めての公式戦なので、初戦から、全力でいこうと思って臨みました。上手くいった場面もあれば、思うようにいかないプレーもあったのですが、その勢いもあり、何とかファイナルゲームへ。しかもマッチポイントを獲るところまでいきましたが、やはり、「あと1本」勝ちきる力が足りなかったと思います。

――中学生へのメッセージを。
「僕の、中学生時代はあまり勝っていませんでしたが、相手に勝つ前に、自分に負けないことだと思います。簡単に言えば、何事も継続する力。中学生の時、勝てないからと言って途中であきらめていたら、今の自分もないと思うし、中学生は何よりも時間があるということが強味だと思います。また、将来高みを目指すなら、地味に感じるかもしれないけれど、体力づくり、フィジカルトレーニングを今のうちから鍛錬しておくことを強くおすすめしたいです」

 試合を観ても、高校生とは思えない、安定した身体能力は、彼の言葉の通り、遠回りでも、最終的に大きな目標を達成するために、地道に積み重ねてきた結果なのだと感じた。来春から都内の大学へ進学し、プレーすることが決まっているが、学生ソフトテニス界でも大いに活躍が期待される。

坂口とのペアでインターハイ個人優勝など、貴重な経験をした

取材・文◎N石コーチ 写真◎矢野寿明