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2018.10.08

【国体】成年男子・和歌山が3年ぶりV、「広島に勝つことを目標にしてきた」(増田健人)

第73回国民体育大会◎10/5~8 武生(たけふ)中央公園庭球場、福井市わかばテニスコート

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和歌山の優勝を決めた上岡俊介/塩嵜弘騎(同志社大/和歌山県庁)

10月5日より開催されている福井しあわせ元気国体ソフトテニス競技。最終日の8日は、武生市中央公園庭球場にて成年男女の準決勝、決勝が行われ、男子は和歌山、女子は東京が優勝を果たした。

成年男子優勝の和歌山は、決勝で昨年優勝の広島を破って、3年ぶり3度目の優勝を果たした。

増田のシングルス、上岡/塩嵜のダブルスで逆転勝利

和歌山は1番・古賀崇史/花田周弥(和歌山県立きのかわ支援学校/和歌山県庁)、2番・増田健人(和歌山県教育庁)、3番・上岡俊介/塩嵜弘騎(同志社大/和歌山県庁)のオーダーで、準決勝では岡山を3番勝負で破ると、決勝でもNTT西日本単独チームの広島に、3番にもつれる接戦の末に逆転で劇的な勝利を果たした。

チームの柱となったのは、キャプテンを務め、シングルスを担った増田。岡山との準決勝では、同じ日本代表としてアジア競技大会でペアを組んだ上松俊貴(早稲田大)を1ゲームに抑える勝利で、3番の上岡/塩嵜につなぐと、決勝の広島戦でも船水雄太との緊迫した打ち合いを制して1勝1敗で3番に勝負を託した。

その3番では、上岡/塩嵜が大健闘。決勝では、豊富な経験を持つ村上雄人/林大喜に対して、向かっていくプレーで激戦を制した。チーム最年少の上岡が「相手が雁行陣だったので、チャンスはあると思っていた」と言えば、塩嵜は「近畿ブロック予選では全然ダメで、迷惑をかけていたので、とにかく盛り上げるプレーをしようと思っていた」。上岡/塩嵜は初日の福井戦でも3番勝負を制しており、今国体で勝負強さを見せた。

「この2年は広島に負けていて、広島に勝つことを目標にしてきたので、結果が出てうれしいです」と語ったのは、キャプテンの増田。自身も4戦全勝と安定したプレーでポイントゲッターをしての役割を果たし、チームをけん引した。

ベテランの古賀、花田、塩嵜に、中軸となる増田、そして成年としてはルーキーの上岡と各年代が見事な団結力を見せ、3年ぶりの頂点に立った。

和歌山のキャプテン増田健人(和歌山県教育庁)

▼成年男子
優勝:和歌山
2位:広島
3位:岡山
4位:宮崎
5位:奈良
6位:千葉
7位:大坂
8位:北海道

優勝:和歌山

2位:広島

3位:岡山

4位:宮崎

▼決勝
和歌山 ②-1 広島
古賀崇史/花田周弥 0-④ 丸中大明/長江光一
増田健人 ④-2 船水雄太
上岡俊介/塩嵜弘騎 ④-2 村上雄人/林 大喜

▼3位決定戦
岡山 ②-0 宮崎
本倉健太郎/柴田章平 ④-3 川﨑浩希/中村匡起
上松俊貴 ④-2 井口雄介

▼準決勝
広島 ②-1 宮崎
丸中大明/長江光一 0-④ 鹿島鉄平/井口雄一
船水雄太 ④-1 井口雄介
村上雄人/林 大喜 ④-0 川﨑浩希/中村匡起

和歌山 ②-1 岡山
古賀崇史/花田周弥 1-④ 本倉健太郎/柴田章平
増田健人 ④-1 上松俊貴
上岡俊介/塩嵜弘騎 ④-1 石井佑一/今田瑞基


取材・文◎田辺由紀子 写真◎井出秀人

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