TOPICS
大会
2021.04.10

【ミズノオープン2021・初日】フネクシ、内本/内田が予選リーグ突破確定! 前回王者の中本/鈴木も2勝し一歩リード

MIZUNO OPEN2021◎無観客・ライブ配信大会 4/10、11

関連キーワード:
昨年の雪辱を果たしたい九島一馬。最終日の戦いに注目が集まる

 4月10日(土)、無観客ライブ配信大会「ミズノオープン2021」が開催された。今大会は参加した8ペアが2リーグに分かれ、上位2ペアが11日の決勝トーナメントに進出する。初日は、Aブロックでは船水雄太/九島一馬(AAS Management/ミズノ)、内本隆文/内田理久(NTT西日本)が2勝し、トーナメント進出が確定した。Bブロックでは中本圭哉/鈴木琢巳(福井県庁)が2勝を挙げ、予選リーグ突破へ好位置をキープした。

船水雄/九島、内本/内田が決勝トーナメント進出

 Aリーグの船水兄弟対決から始まった今大会。お互いに1ゲーム毎を取り合う展開。制したのは兄の雄太だった。ゲームをリードされる展開だったが、食らいついていく。ファイナルを7−2で勝利すると、次戦も勢いに乗った。安藤優作/安藤圭祐(東京ガス/東邦ガス)をG④−2で下し、2勝を挙げた。

「再結成から1年間は先に攻めるという自分たちのテニスをやってきました。今回1年経って、新しいテニスに挑戦してみよう、と。それがうまくはまったと思います」と、船水雄太。苦しい試合を勝ち取った中に、確かな手応えを感じていた。

 内本隆文/内田理久(NTT西日本)も予選リーグ突破を決めた。初戦の安藤優/安藤圭戦は、序盤は内本が安藤圭を気にしてミスが出るもG2−2から展開を変えた。安藤優より先に攻めることを意識し、G④−2で振りきった。次戦は船水颯人/上松俊貴(稲門クラブ)だったが、「自分たちのテニスをする」と、相手を意識することはなかった。接戦を制し2勝目。船水雄/九島も2勝していたため、決勝トーナメント進出が確定した。

 NTTのルーキー内田は、「新人研修であまり練習はできていなかったですが、内本さんとは大学時代からペアを組んだこともあったのでよくできたと思います。ルーキーらしく向かっていく気持ちを忘れないようにしたい」と意気込んだ。

 全選手が早稲田大OBのAリーグ。一昨年の天皇杯の決勝ペアが初日で予選敗退が決まるなど、早稲田OBレベルの高さを垣間見せた。

熱く、冷静に戦った船水雄太

早稲田大時代に組んでいただけに、再びペアとしての強さを見せた内本(左)/内田

Bリーグは中本/鈴木が2勝でリード

 Bリーグでは、前大会覇者の中本圭哉/鈴木琢巳(福井県庁)が2勝し、リーグ突破に一歩リードした。上岡俊介/松本倫旺(同志社大/東京ガス)戦ではG3−1から追いつかれるも、ファイナルの末に勝利。勢いに乗り、増田健人/塩嵜弘騎(和歌山県庁)もG④−1と快勝した。

「自分たちはスロースターターで取りこぼすことが多いので、最初の入りは意識して、点数を取りに行きました」と中本。初戦からギアを入れ、勝利をもぎ取った。明日は、村上雄人/長江光一(NTT西日本)との対戦になる。前大会では勝利しているが、JapanGP2020では苦杯を嘗めさせられている。鈴木も「村上/長江戦にはやられているので、今後につながる試合ができたらいいですね」と意識した。

 11日は午前9時から試合が始まる。第2回王者の栄冠は誰の手に渡るのか注目だ。初日の試合結果は以下の通り。

ディフェンディングチャンピオンの中本圭哉

昨年の優勝時以上のコンディションで臨む鈴木琢巳

■初日試合結果
▼Aリーグ
船水雄太/九島一馬  ④−3 船水颯人/上松俊貴
[AAS Management/ミズノ] [稲門クラブ]
内本隆文/内田理久  ④−2 安藤優作/安藤圭祐
[NTT西日本]        [東京ガス/東邦ガス]
船水雄太/九島一馬  ④−3 安藤優作/安藤圭祐
[AAS Management/ミズノ][東京ガス/東邦ガス]
内本隆文/内田理久  ④−3 船水颯人/上松俊貴
[NTT西日本]        [稲門クラブ]

▼Bリーグ
中本圭哉/鈴木琢巳 ④−3 上岡俊介/松本倫旺
[福井県庁]        [同志社大/東京ガス]
村上雄人/長江光一 ④−0 増田健人/塩嵜弘騎
[NTT西日本]       [和歌山県庁]
中本圭哉/鈴木琢巳 ④−1 増田健人/塩嵜弘騎
[福井県庁]                          [和歌山県庁]
村上雄人/長江光一 1−④ 上岡俊介/松本倫旺
[NTT西日本]       [同志社大/東京ガス]

取材◎川村虎大 写真◎松村真行

注目の記事

まだデータがありません。

映画『案山子とラケット ~亜季と珠子の夏休み~』
ベースボール・マガジン社
ベースボール・マガジン社
ソフトテニス・マガジンお詫びと訂正