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2021.08.03

【インハイ】女子個人戦1日目が終了。「優勝しか目指していない」第1シードの福島/小林など64ペアが2日目に勝ち残る

インターハイ2021:女子◎8/2-4 石川県七尾市・和倉温泉運動公園テニスコート

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順当に2日目に勝ち残った第1シードの小林(右)/福島

 ソフトテニスのインターハイ、女子は石川県七尾市の和倉温泉運動公園テニスコートで開催されている。8月3日は316ペアが出場して女子個人戦1日目が行われ、64ペアが2日目に勝ち残った。

2試合とも0勝利の安定感

 この日の七尾市は最高気温35・7度の猛暑日となり、猛烈な暑さの中で競技が進められた。午後からは雲が出て日差しこそ弱まったものの、蒸し暑さは変わらず。各ペアは技術面の練習の成果だけでなく、スタミナも問われる戦いとなった。

 ハイスクールジャパンカップのダブルスを制した第1シードの小林美郷/福島希(羽黒)は2回戦から登場し、2試合とも0勝利の安定した内容で2日目に勝ち残った。前日の団体戦でチームはベスト8で敗れたが、自身は3戦3勝と結果を出しており、「緊張が取れたので、いつも通りの感じでプレーできたのでよかった」と福島。小林は「第1シードだと思わないで、自分たちが逆に向かっていけるように一戦一戦戦っていきます」と2日目への決意を口にした。

 2年前に1年生ペアでベスト8まで勝ち上がったときは「3年連続で優勝したかった」と悔しがった。2日目の初戦となる4回戦で高橋朱里/青松淑佳(昇陽)との対戦が控えるなど、強敵がそろうゾーンに入っているが、2年越しの日本一を狙うペアは「優勝しか目指していません」と口をそろえ、頂点への強い意気込みを示した。

 第2シードの竹和凛/若林天音(文大杉並)は3回戦で、前日の団体戦優勝に貢献した天間美嘉/横山心花(東北)に敗れて姿を消したが、文大杉並は五十嵐美結/左近知美と小作吏音/辻愛の2ペアが勝ち上がった。2016年からインターハイ個人戦で同一校4連覇を達成している文大杉並は、1956年から5連覇した広島女子商業(現・広島翔洋)に並ぶ5大会連続優勝を懸けて2日目に臨む。

 1日目を「緊張して、これがインターハイかと実感しています」と振り返った左近は、「いつも通りにはいかないけれど、それでもいつも通りにできた人が勝てると思う」と語り、「どのペアも、ライバルだけど仲間。お互いが高め合いながらやってきたので、各ペアが自分たちの実力を信じてやっていく」と続けた。五十嵐は「自分たちは向かっていくだけ。ペアとみんなを信じて戦いたいです」と意気込む。明日も七尾市は最高気温が36度と予想されており、まさに熱い戦いが繰り広げられそうだ。

取材・文◎石倉利英 写真◎井出秀人

福島とともに前に出るプレーも効果的に使った小林

力強いストロークが光った福島

高橋(左)/青松は2日目の初戦で小林/福島と対戦する

ダイナミックなストロークで力を発揮した五十嵐

五十嵐と息の合ったプレーを見せた左近

団体戦に出場できなかった悔しさを個人戦にぶつけるペアも。高校選抜で準優勝も団体戦出場を逃した中村学園女子の岡田采華(左)/山岡衣織も2日目へ

個人戦1日目の結果1

個人戦1日目の結果2

個人戦1日目の結果3

個人戦1日目の結果4

個人戦1日目の結果5

 

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