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2021.10.23

【三重とこわか大会2021・初日】少年女子は『3冠』目指す宮城県、成年女子は『3連覇』狙う東京都などが決勝トーナメントへ

三重とこわかソフトテニス大会◎10/23,24 三重県鈴鹿市・三重交通G スポーツの杜 鈴鹿庭球場

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黒田玲那(右)/廣瀬鈴をはじめ、三重高単独の三重県は少年女子で地元優勝を狙う

 中止となった三重国体の代替大会として開催されている、三重とこわかソフトテニス大会2021が10月23日から始まった。少年女子、成年女子とも14都道府県の選抜チームが参加して予選リーグを行い、ベスト8進出チームが決まっている。

成年女子の三重県選抜は予選リーグ敗退

 国体と同じく1番と3番がダブルス、2番がシングルスで、1ブロックにつき3チームまたは4チームの総当たりで行われた予選リーグ。勝敗決定後も3番まで試合が行われ、コロナ禍で公式戦が少ない選手たちにとっては貴重な実戦の機会となった。

 少年女子は、高校選抜とインターハイ団体戦に続く『3冠』を目指す東北高単独の宮城県が、2連勝で予選リーグを首位通過。鹿児島県との第2戦は3番勝負となり、3番の細田美帆/横山心花はG0-2の苦しいスタートとなったが、最後はファイナルを制した。国体、さらには出場資格があった皇后杯も中止になり、やり切れなかった感覚があったという細田は「最後にもう一度、みんなで戦って終わりたかった」との思いを胸に、高校生活最後のタイトルを目指す。

 このほか、一昨年度までの国体4連覇に続く『5連覇』を狙う文大杉並高単独の東京都は2連勝、インターハイ個人戦で決勝同士討ちを実現した京都光華高単独の京都府は3連勝で予選リーグを通過した。各ブロック上位2チームが勝ち上がり、明日は8チームによる決勝トーナメントが行われる。

 成年女子は、一昨年度まで国体2連覇中の東京都が、初戦で和歌山県に敗戦。和歌山県は2連勝で予選リーグ突破を決め、東京都と岐阜県の最終戦が勝ち上がりを懸けた一戦となった。3番勝負にもつれ込み、東京都の笠井佑樹/芝崎百香がファイナル5-1としたものの、岐阜県の塚川優女/地中葵が5連続ポイントで逆マッチを握る。だが計2回のマッチをしのいだ笠井ペアが、最後は⑩-8で振りきって2位で予選リーグを突破した。

 また、岡山県は地元の三重県との初戦を3番勝負で制し、勢いに乗って3番勝負3連勝で首位通過。敗れた三重県は最終戦で新潟県にも敗れ、3位で予選リーグ敗退となった。このほか、京都府が3連勝、福井県が2連勝で首位通過を果たし、少年女子と同じく8チームで争われる決勝トーナメントに進んでいる。

■最終日の組み合わせ
▼少年女子
東京都-鹿児島県
千葉県-三重県
京都府-和歌山県
福岡県-宮城県
▼成年女子
和歌山県-福岡県
千葉県-岡山県
京都府-新潟県
東京都-福井県

全日本高校選抜、インターハイ団体戦に続き、少年女子で『3冠』を目指す宮城県の細田美帆(左)/横山心花

少年女子で一昨年度まで国体4連覇を達成しており、2年越しの『5連覇』を目指す東京都の竹和凛(左)/左近知美

インターハイ個人戦でワンツーフィニッシュを飾った、京都光華高単独の少年女子・京都府。キャプテンの西村ゆめ(右)と中尾陽菜のペアを中心に団体戦での頂点を目指す

成年女子で一昨年度まで国体2連覇中の東京都。笠井佑樹(左)/芝崎百香は2試合目で苦境をしのいで予選リーグ突破に貢献

成年女子の岡山県は予選リーグ3戦全勝。石井美々花(左)/森岡輪は全試合で3番勝負を制した

徳川愛実(左)/久保晴華を軸に地元で戦った成年女子の三重県は予選リーグ敗退

2018年インターハイの会場だった三重交通G スポーツの杜 鈴鹿庭球場で行われている三重とこわかソフトテニス大会2021

会場には横断幕も掲出されている

取材・文◉石倉利英 写真◉松村真行

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