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2022.07.30

【インハイ2022】馬渕詩/竹田茉由(三重)が第1シードに快勝して驚きの日本一!「校内戦でも勝てていなかったので、びっくりしています」

インターハイ2022:女子◎7/29-31 愛媛県今治市・今治市営スポーツパークテニスコート

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決勝では第1シードに快勝し、タイトルを手にした2人が日本一の笑顔!

 ソフトテニスのインターハイ、今年は男女とも愛媛県今治市の今治スポーツパークテニスコートで開催されている。7月30日は女子個人戦2日目が行われ、優勝ペアが決まった。

雨が断続的に降り続く

 前日の1日目で全318ペアから64ペアに絞られ、4回戦からスタートした2日目は、朝から断続的に雨が降り続く難しい状況での戦いとなった。それでも準々決勝以降は当初の予定を変更して屋根付きコートでの開催となり、雨の影響はないコンディションに。決勝は第1シードから勝ち上がった佐藤心美/杉本希(広島翔洋)と、馬渕詩/竹田茉由の顔合わせとなった。

 昨年は1年生ペアながら3位となり、優勝候補の一角と目された佐藤ペアが優位かと思われたが、馬渕ペアが序盤から快調にポイントを重ね、一気にG3-0として王手。第4Gで3-1のマッチポイントから追いつかれてデュースとなり、計3回のマッチをしのがれたものの、最後は4回目で振りきり、0で快勝して日本一に輝いた。

 2人は3年生で、1年時のインターハイは中止。昨年、馬渕は個人戦に出場したが初戦で敗れ、準優勝だった団体戦のメンバーに入っていたが、出場は2試合だった。竹田は個人戦の出場を逃し、団体戦はメンバー外。インハイの経験が浅いながらも、持ち味を存分に発揮して優勝した2人に試合後、話を聞いた。

「1試合1試合、楽しんで頑張ろうと」

――見事な日本一です! 現在の心境は?

馬渕 …実感がありません。

竹田 インターハイで優勝したなんて…。

――大会前の目標は?

竹田 特になかったよね?(笑)

馬渕 1日目を乗り越えよう、くらいで考えていました

――その1日目を乗り換えた後、何か話し合いましたか?

馬渕 それも特に…(笑)。

竹田 一歩ずつというくらいしか話していません。

馬渕 1試合1試合、楽しんで頑張ろうと思っていて、勝とうという感じでもなかったんです。だから逆にリラックスしてプレーできました。

竹田 決勝だから、ということも特になくて。目の前の試合を一所懸命、楽しくやれたのがよかったと思います。

――昨年のインハイ、馬渕さんは少し経験しただけで、竹田さんは出場していません。その1年後に日本一とは、すごいですね。

馬渕 私たちは県大会も東海大会も優勝していません。校内戦でもあまり勝てていなかったので、びっくりしています。

竹田 去年インターハイに出られなかったので、初めての経験でした。それでも緊張より、楽しもうと思ってプレーできたのがよかったです。

――決勝は、どのあたりでいけると感じましたか。

竹田 デュースが続いた第2ゲームを取ったところで(8-6)、勢いに乗ってきたなと思いました。

――明日の団体戦に向けて、はずみがつく日本一ですね。おめでとうございます!

馬渕・竹田 ありがとうございます!

馬渕は的確なストロークで展開を作った

自身初のインハイで躍動した竹田

試合後、応援部員の祝福を受けた2人は感極まって涙

歴代優勝ペアの名札がつけられた優勝カップが手渡された

取材・文◎石倉利英 写真◎川口洋邦、井出秀人

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