ALSOKぐんま総合スポーツセンターテニスコートで開催されていた全日本社会人選手権大会の一般女子は、今年がペアとしてラストイヤーとなる高橋乃綾／半谷美咲（どんぐり北広島）が、接戦を制して見事に初優勝を飾った。

　ベスト8決めの4回戦から始まったこの日。高橋／半谷は、準々決勝にて西日本選手権で敗れている中川瑞貴／石井友梨（ワタキューセイモア）にG④−2で勝利。準決勝では志牟田智美／根岸楓英奈（東芝姫路）を撃破して決勝に進出した。

　決勝の相手はワタキューセイモアの2年目ペア・梶尾明日香／古田麻友。勢いのある若手ペアに対して、高橋／半谷は第3ゲームを終えてG1−2とリードを奪われたものの、豊富な経験から風を利用した配球や持ち味であるダブルフォワードを生かした得点力で、梶尾／古田を圧倒。G④−2で制した高橋／半谷が初優勝を果たした。

　試合後、「半谷さんがラストというのがずっとあって、楽しんでやろうと思っていた」と高橋。2人が狙うのは、もちろん来月に開催される皇后杯のタイトルだが、「その前に最近2人で話してやってきたことを、きっちりやって自信をつけられれば」と半谷。全日本選手権に向けて弾みをつける優勝となった。

▼決勝
高橋乃綾／半谷美咲（どんぐり北広島）　G④−2　梶尾明日香／古田麻友（ワタキューセイモア）
▼準決勝
高橋乃綾／半谷美咲（どんぐり北広島）　G④−1　志牟田智美／根岸楓英奈（東芝姫路）
梶尾明日香／古田麻友（ワタキューセイモア）　G④−1　早川日向／木原恵菜（ナガセケンコー）