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2023.08.05

【全日本小学生】男子は東郷翔太/岡部蓮(奈良)、女子は天田樹果/谷川結梨(兵庫)が夏の個人王者へ

第40回全日本小学生大会◎8月4~6日、兵庫県神戸市・神戸総合運動公園、しあわせの村

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女子個人優勝の天田樹果/谷川結梨

 小学生日本一を決める全日本小学生選手権は、8月4日、兵庫県で開幕し、2日目の5日は、個人戦の決勝戦が行われ、男女で新チャンピオンが誕生した。

 男女はいずれも春のワンツーが敗れる波乱の展開。男子は、準決勝で春優勝の山内航太/丹羽悠弦(愛知・安城ジュニア)をG④―1で下した東郷翔太/岡部蓮(奈良・王寺ジュニア)が決勝に進出した。

 反対側の山からは、北野陽真/那知上晟生(奈良・ニューウィンズ/T.Mクラブ)が、春2位の髙橋七瀬/松浦大志(宮崎・都城アトム/清武ジュニア)をG④―1で突き放し、決勝戦に勝ち上がった。

 奈良県にとってはうれしい同県決戦。軍配が上がったのは、「今年に入って勝率がいい」(加藤守弘・王寺ジュニア監督)という東郷/岡部だ。手の内を知り合うだけに、試合はファイナルゲームにもつれるが、東郷の力強いストロークと、岡部の大胆なボレーをかみ合わせて、最後まで攻めを貫いた。

 真っ黒に日焼けした東郷は「準決勝は勝てるか、どきどきして試合したけど、決勝戦は絶対に勝つという気持ちで戦いました」と話し、終始、大きな声を出していた岡部は「優勝できてうれしかった」と笑顔だった。

優勝した王寺ジュニアの東郷翔太の力強いストロークが印象的だった

相手に予測させない王寺ジュニアの岡部蓮

 一方、女子は、地元の天田樹果/谷川結梨(兵庫・伊丹ジュニア/潮の香ジュニア)が優勝を果たした。

 大きな山場は野口美桜/會田真菜夏(埼玉・わかくさ)との準決勝。立ち上がりから3ゲームを連取し、流れをつかんだかに思えたが、埼玉ペアにファイナルゲームに持ち込まれるピンチを迎える。このまま敗れてもおかしくない悪い流れだったが、2人は踏ん張り、7ゲームを7―4で奪取。決勝戦では、野上怜奈/上田莉咲(山口・岩国STCキッズ/光ジュニア)にG④―1で勝ち、歓喜の瞬間を迎えた。

 なお、兵庫勢は、和田明花音/辻田麗夢(兵庫・上郡ジュニア)、馬島涼歌/長方香稟(兵庫・兵庫上郡ジュニア)も5位入賞し、ホームの強さを見せつけた。

【男子個人戦結果】
●優勝
東郷翔太/岡部蓮(奈良・王寺ジュニア)
●準優勝
北野陽真/那知上晟生(奈良・ニューウィンズ/T.Mクラブ)
●3位
山内航太/丹羽悠弦(愛知・安城ジュニア)
髙橋七瀬/松浦大志(宮崎・都城アトム/清武ジュニア)
●5位
井上遥斗/会田礼煌(山形・スポ少山形)
菊地煌成/熊谷光輝(岩手・水沢大鐘ジュニア)
倉田峻輝/當房琉生(愛知・AJクラブ)
山本悠人/髙原裕之輔(岡山・倉敷ジュニア)

男子優勝 東郷翔太/岡部蓮(奈良・王寺ジュニア)

男子2位 北野陽真/那知上晟生(奈良・ニューウィンズ/T.Mクラブ)

男子3位 山内航太/丹羽悠弦(愛知・安城ジュニア)

男子3位 
髙橋七瀬/松浦大志(宮崎・都城アトム/清武ジュニア)

【女子個人戦結果】
●優勝
天田樹果/谷川結梨(兵庫・伊丹ジュニア/潮の香ジュニア)
●準優勝
野上怜奈/上田莉咲(山口・岩国STCキッズ/光ジュニア)
●3位
深井るるか/中嶋望(群馬・スマイリーSTC)
野口美桜/會田真菜夏(埼玉・わかくさ)
●5位
和田明花音/辻田麗夢(兵庫・上郡ジュニア)
松原萌菜/加藤美雲(大分・姫島クラブ/PUERI CLUB)
馬島涼歌/長方香稟(兵庫・兵庫上郡ジュニア)
下田百花/西場莉夏(東京・FSTA)

女子優勝 天田樹果/谷川結梨(兵庫・伊丹ジュニア/潮の香ジュニア)

女子2位 野上怜奈/上田莉咲(山口・岩国STCキッズ/光ジュニア)

女子3位 野口美桜/會田真菜夏(埼玉・わかくさ)

女子3位 深井るるか/中嶋望(群馬・スマイリーSTC)

取材・文◎鈴木快美 写真◎井出秀人(男子)、松村真行(女子)

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