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2016.05.25

成長期の今がチャンス!強いカラダをつくる12のカギ 第10回「視力を良くするカギ」

水曜連載・身体と健康のおはなし

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講師●野沢秀雄

PROFILE
のざわ・ひでお/1940年生まれ。京都大学卒業。日本で初めてプロテインを開発。健康体力研究所を設立し、現在は顧問。社団法人日本ボディビル連盟で公認指導員講習会の講師を長年務める。身体作りやトレーニングについてメディアから多くの取材を受け、雑誌や新聞に多数連載を続けている。

視力の低下はミスにつながる

どのスポーツでも視力が弱くなると、ミスが増え、選手生命が短くなります。向かってくる球のスピード、方向、打ち返すタイミングなどについての、的確な判断が鈍るからです。
視力が最も良いのは6歳ごろで、その後は低下する宿命になっています。特に最近は、携帯で情報を得たり、メールしたりすることが常識になっていますが、文字が細かすぎることが欠点です。
小さい画面に顔をくっつけて読む時間が多いと、目は疲れ、視力はみるみる低下します。目の疲れを取り、視力を向上させることが今回のテーマです。
と同時に、スポーツ選手なら動く球を瞬時にとらえ、反射的な動作につなげることが重要です。どうすれば視野を広げ、動体視力をもっと強くできるのでしょうか?

遠くを見つめる癖をつけよう

携帯やパソコン、テレビ、読書など、細かい文字を見る時間が多い人ほど目を酷使しています。
目には水晶体という器官があり、レンズの役割をしています。水晶体は近いところを見るときは厚くなり、遠いところを見るときは薄くなります。
その調節を眼の神経や筋肉がしていますが、近いものばかり見ていると、筋肉が疲労して水晶体は厚いまま固定されてしまいます。これが近眼です。近眼になると、メガネやコンタクトレンズが必要になります。
良い視力を保ちたいなら、ときどき遠くを見つめて、その先に何が見えるか確認することを習慣にしてください。
お勧めは、イラスト①のように、近いものと遠いものを交互に見るトレーニングです。これにより、眼の神経や筋肉がほどよく刺激され、眼の疲労が回復し、視力が向上してきます。
このほかにも、眼の疲れをとり、視力が高まる方法がいくつかあります。イラストを参考にして今日から実行してください。

電車で窓を眺め動体視力アップ

動くものをとらえる方法として電車や車が有効です。
あるプロ野球選手は電車で座席に座らず、立ったまま窓の景色を眺めるそうです。遠い風景を見るのでなく、近くの建物や樹木、看板を一瞬で読み取って、次に何が来るか、素早く判断しているのです。これを習慣にして以来、打率が急上昇したそうですよ。
車の場合、自分で運転する時は別として、助手席や後部席で対向車の車種、メーカー名、色などを瞬時に判断すれば良いでしょう。時には運転手の顔や姿までキャッチできます。

視力向上のための食事法

目に良いと言われる栄養分は、ビタミンA、B、Eなど。眼の血流を良くし、暗くなっても見える視力を養成します。ブルーベリーなどの濃い色素も有効です。ドライアイにならないように、水分をしっかり補給することも大切です。

誰でも簡単に、眼をいたわり、視力を改善できる方法

1

①近くと遠くを交互に見る。たとえば、目の前の机の上にあるものを見て、次に遠くの窓を見るなど。

2

②両目をギュッと強くつむり、6秒数える。次に両目をいっぱい開いて6秒数える。交互に3回行う。

3

③両目を右いっぱいまで動かす。右の一番遠くを見つめて6秒数える。今度は左を見つめて6秒。顔や首はまっすぐのまま。動かさない。

4

④同様に上を見つめて6秒、下を見つめて6秒数える。

5

⑤今度はまばたきしながら、ゆっくり左まわし、右まわし。それぞれ10秒かけてゆっくり行う。

6

⑥両手をこすり合わせ、その指先でまぶたを軽く10秒間押さえる。まぶたを強くさすってはいけない。

7

⑦こめかみ部分を両方の指で1分間マッサージする。

8

⑧乗り物で窓の景色をキャッチする。急行が通過する駅名を読み取るほか、なるべく近くに現れる建物、看板、樹木などを一瞬でとらえよう。

 

強いカラダをつくる12の鍵、第10回「視力を良くするカギ」は以上です。
連載もそろそろ終盤戦!ぜひ12のカギをコンプリートしてね!

この内容は「熱中!ソフトテニス部」26号に掲載したものを再掲載したものです。雑誌のバックナンバーをお求めの方はBBM販売サイトよりご注文ください。

イラスト◎丸口洋平

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